クイックガイド
イーベックの事業目的は、効能が高く副作用が少ない薬を世に出すことにより、これまでは治療が困難であった病気の克服、より患者様の負担の少ない薬の開発にあります。イーベックの抗体は効能が高く、抗体のヒト化などの特許が必要ないことから、患者様の金銭的負担の軽減、医療保険財政の大幅改善などに寄与できると考えております。
イーベックでは、EBウイルスのBリンパ球増殖活性を利用して抗体を作製します。
まず、10~20mlの血液からBリンパ球を分離し、EBウイルスを感染します。
増殖してきたBリンパ球から目的とする抗体を産生する細胞クローンを分離します。
クローン分離は、希釈培養を繰り返すクローン培養法や目的抗体産生リンパ球をFACSを用いて選択的に分離するソーティング法を組み合わせて行います。細胞クローンを分離後はそこから抗体遺伝子をクローニングし、抗体産生用のCHO細胞へ抗体遺伝子を導入し、抗体を産生します。
マウスを免疫する方法で作製できる抗体の結合活性は高いものでも10-9M前後に過ぎません。一方、血液リンパ球をソースとしてイーベックが開発した抗体の結合活性は~10-11M前後であり、マウス抗体より100倍の高い結合活性を有しています。
- 私たちは出生後、感染症などによりいろいろな抗原に暴露され、Bリンパ球に種々の抗体産生リンパ球から成る抗体ライブラリーを蓄積しています。EBウイルスはBリンパ球を増殖させ、抗体産生を誘導する活性を有しているので、Bリンパ球はEBウイルス感染により半年以上にわたって安定に増殖できるようになります。
- ヒトの血液リンパ球は感染症などナチュラルな免疫過程を経て活性化されます。この場合、少量の抗原で繰り返し刺激されるため、結合活性の高い抗体産生リンパ球のみが活性化され、蓄積していきます。イーベックが開発した抗体の結合活性は、既に上市されている抗体医薬よりはるかに高い結合活性を有しています。
- 抗体作製技術のほとんどが欧米の製薬会社の特許となっており、使用するためには多額のライセンス料を支払う必要があります。一方、EBウイルスを用いる抗体作製法は30年以上前から知られていますが、難しい方法であると考えられてきました。イーベックでは種々のノウハウを蓄積し確実に抗体を作製する技術を確立しました。
- 当社は独自技術により完全ヒト抗体を完成させました 。
抗体医療の新規創薬ターゲットとして開発する企業各社様へこれらの抗体を提供いたします 。
- 新規の完全ヒト抗体作製を希望される企業様とのアライアンスも可能です。まずはどのようなヒト抗体の作製を希望されているのか、抗体医薬品開発を行う製薬企業各社様のご要望をお聞かせください 。